ENVIRONMENT

環境

4本

01
ENVIRONMENT · 環境
Medicine & Science in Sports & Exercise
2024 · n=28研究
Man running on rocky mountain peak above the clouds, symbolizing achievement and adventure.

高地トレーニングはHbとVO2maxを上げる。ただし低酸素量が足りていることが条件になる

トラックの持久系アスリートを対象にした28研究のメタ分析。高地トレーニングはヘモグロビン濃度(MD = 0.36)と最大酸素摂取量(SMD = 0.78)を有意に高めた。方式別ではLHTHとLHTLでVO2maxが有意に上がる一方、HiHiLoと間欠的低酸素曝露では上がらず、低酸素量が700 km·hを超えると改善が有意になった。

対象: トラックの持久系アスリートを対象にした28研究。抄録には参加者の総数・性別・競技レベルの内訳は記載されていない

02
ENVIRONMENT · 環境
BMC Cardiovascular Disorders
2025 · n=523
Close-up image of a man holding his bloated belly while wearing a red shirt.

低酸素下の運動は過体重・肥満の人のVO2maxを上げた。鍛錬された人での結果とは向きが違う

過体重・肥満の人を対象に常圧低酸素下の運動と常酸素下の運動を比べた19件のRCT・523名のメタ分析。VO2max(SMD 0.42、加重平均差 191.88 mL/分)と最大パワー出力(SMD 0.43、14.53 W)がいずれも有意に改善した。効果は8週超・週3回以下・45分未満のHIITという条件で確認されている。

対象: 過体重または肥満の人。19件の無作為化比較試験、参加者計523名。競技アスリートを対象にした解析ではない

03
ENVIRONMENT · 環境
Frontiers in Physiology
2026 · n=182

低酸素トレーニングはスイムのタイムをわずかに改善した。VO2maxは動かなかった

競技スイマーへの低酸素介入を11研究182名で統合したメタ分析。泳パフォーマンスに小さいが有意な改善が見られた(SMD -0.34、95%信頼区間 -0.62〜-0.06、p = 0.02、I² = 30%)。一方でVO2max・最大心拍数・最大換気量には有意な変化がなく、著者らは非血液学的な適応による可能性を挙げている。

対象: 競技スイマー計182名。低酸素条件と常酸素条件のトレーニングを同一条件で比較した対照試験11研究。抄録には競技レベル・性別の内訳は記載されていない

04
ENVIRONMENT · 環境
Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports
2025 · n=524
African American sportswoman in textile mask stretching arm against anonymous male partner with hands behind head working out in gymnasium

低酸素下で有酸素練習をしてもVO2maxは伸びなかった。35研究524名のメタ分析

低酸素下の有酸素トレーニング(IHT)と常酸素下の同等トレーニングを並行群間デザインで比較した35研究524名のメタ分析。VO2max(p = 0.333)、ピークパワー(p = 0.159)、疲労困憊までの時間(p = 0.410)のいずれも有意差はなかった。一方で出版バイアスが検出されている(p = 0.004)。

対象: 低酸素下の有酸素トレーニングと常酸素下トレーニングを並行群間デザインで比較した35研究、参加者計524名。フィットネスレベルはサブグループ解析の因子として扱われているが、抄録に内訳の記載はない