TRAINING

トレーニング

12本

01
TRAINING · トレーニング
Medicine & Science in Sports & Exercise
2026 · n=137レビュー
A focused man lifting weights in a gym setting, demonstrating strength and fitness.

筋トレの処方で本当に効く変数は少ない。重さ・可動域・週2回以上が筋力を決めた

137件のシステマティックレビュー(参加者3万名超)を統合したACSMのポジションスタンド。筋力は1RMの80%以上・全可動域・2〜3セット・セッション前半・週2回以上で高まり、筋肥大は週10セット以上とエキセントリック過負荷で高まった。一方、限界までの追い込み、器具の種類、期分けなどは結果に一貫した影響を与えなかった。

対象: 健康な成人(18歳以上)。6週以上(範囲6〜52週)のレジスタンストレーニングを行った無作為化試験を統合した137件のシステマティックレビュー、参加者3万名超

02
TRAINING · トレーニング
Frontiers in Physiology
2026 · n=306
Woman doing a fitness workout using suspension straps indoors, focusing on strength and balance.

加圧つきインターバルは球技系の男子選手でも効いた。効果が大きいのは高強度のほうだ

男性の断続的スポーツ選手を対象に、血流制限を組み合わせたインターバルトレーニングの効果を13研究306名で統合したメタ分析。無酸素能力(g = 0.51)、筋のフィットネス(g = 0.40)、スプリント(g = 0.40)、持久パフォーマンス(g = 1.17)でインターバル単独を上回った。効果は高強度で大きく、期間が長いほど無酸素能力の改善も大きい。

対象: 男性の断続的スポーツ(球技系)のアスリート。13研究、計306名。持久系単一種目のアスリートを対象にした解析ではない

03
TRAINING · トレーニング
Journal of Sport and Health Science
2025 · n=621
Muscular individual focusing on leg exercises in a gym setting, emphasizing strength and fitness.

加圧を足したインターバルはVO2maxを上乗せした。カフ幅8.23cmが最低ラインになる

血流制限(BFR)を組み合わせたインターバルトレーニングの慢性効果を24研究621名で統合したメタ分析。インターバル単独と比べVO2max(g = 0.63)、ウィンゲート平均パワー(g = 0.70)、筋力(g = 0.88)、疲労までの時間(g = 1.26)などが改善した。メタ回帰ではカフ幅8.23cmが有意な改善に必要な下限として特定されている。

対象: 24研究、参加者計621名。トレーニング状態はサブグループ解析の調整因子として扱われ、鍛錬された者での効果が別途示されている。抄録には競技種目の内訳は記載されていない

04
TRAINING · トレーニング
Frontiers in Sports and Active Living
2026
Triathlete crosses the finish line at the Triatlo de Oeiras race event.

ランとバイクのクロストレーニングに差は出なかった。ただし「代替できる」という結論でもない

4週間以上の無作為化比較試験7件を統合したメタ分析。ラン専従とバイク専従を比べても、トレッドミルのVO2max(g = -0.32、p = 0.16)、自転車エルゴメータのVO2max(g = -0.34、p = 0.14)、ランニングパフォーマンス(g = 0.02、p = 0.88)のいずれにも有意差はなかった。信頼区間はすべてゼロをまたぐ。

対象: トレーニング経験者またはレクリエーションレベルで活動的な人を対象にした、4週間以上の介入を行う無作為化比較試験7件。抄録には統合された参加者の総数は記載されていない

05
TRAINING · トレーニング
European Journal of Applied Physiology
2026 · n=21研究
Group of cyclists riding along a scenic road with lush forest backdrop, enjoying a sunny outdoor adventure.

同じkJを踏んでも脚の残り方は違う。21研究のレビューが示した「強度」の効き方

サイクリストの急性デュラビリティ(脚の持ち)を扱った21研究のシステマティックレビュー。クリティカルパワーを超える高強度では、2.5〜15 kJ/kgの累積仕事で10〜20%のパワー低下が起きた。同等以上の仕事量でも低〜中強度なら低下は小さく、kJ単独では疲労を測りきれないと結論づけている。

対象: サイクリストを対象に、単一セッション内で誘発した疲労の後のパワー出力を測定した21研究。抄録には参加者の総数・性別・競技レベルの内訳は記載されていない

06
TRAINING · トレーニング
Journal of Strength and Conditioning Research
2026 · n=460
Young male sprinters launching off at the starting line, showcasing athletic determination on the track.

長めのインターバルはSITよりVO2maxを上げた。ただし根拠の質は低いままだ

HIITとスプリントインターバル(SIT)を2週間以上比べた12件の無作為化クロスオーバー試験460名のメタ分析。VO2max(SMD = 0.56、p < 0.001)と最大有酸素パワー/速度(SMD = 0.40、p = 0.02)でHIITが上回った。効果は8週超・4分超のプロトコルで顕著だが、大半のアウトカムは質が低いと判定されている。

対象: 12件の無作為化クロスオーバー試験に参加した計460名。タイムトライアルの所見は「中程度に鍛錬された者」に限られる。抄録にはそれ以外の競技レベルの内訳は記載されていない

07
TRAINING · トレーニング
Journal of Sports Sciences
2021 · n=7研究
Athlete participating in an outdoor marathon with race number 658 during daytime.

よく訓練されたランナーではインターバルでVO2maxが上がらなかった。7研究中6研究が有意差なし

よく訓練された持久系ランナーにおけるインターバルトレーニングとVO2maxの用量反応関係を扱ったシステマティックレビュー。7研究のうち6研究がVO2maxの有意でない改善を報告し、有意な改善は1研究のみだった。一方、インターバルセッションのトレーニングインパルスとVO2maxの改善のあいだには関係が観察された。

対象: よく訓練された持久系ランナー。7研究が組み入れ基準を満たした。抄録には参加者の総数・性別の内訳は記載されていない

08
TRAINING · トレーニング
International Journal of Sports Physiology and Performance
2023 · n=7研究
Cyclists competing in a race on a scenic mountain road in summer.

ブロック期分けと従来型で優劣はつかなかった。8〜12週の範囲では差が出ていない

鍛錬されたロードサイクリストの期分けモデルを扱った7研究のシステマティックレビュー。ブロック期分けは週8.75〜11.68時間、従来型は週7.5〜10.76時間の練習量で、いずれもVO2maxとピーク有酸素パワーを改善した。ただし8〜12週の範囲で特定の期分けモデルを支持する証拠は現時点で得られていない。

対象: 鍛錬されたロードサイクリスト。期分けの効果を検討しトレーニング負荷(量・強度配分)と期分けの詳細を記述した7研究。抄録には参加者の総数は記載されていない

09
TRAINING · トレーニング
Jurnal Master Penjas & Olahraga
2025 · n=47件
Outdoor sports track with lanes numbered 1 to 3, ready for an athletic event.

陸上競技のトレーニングは六つの型に整理できる。組み合わせが単独を上回った

陸上競技における身体トレーニングの手法を47件の論文から整理したシステマティックレビュー。HIITとSIT、サーキット、プライオメトリクス、種目特異的な筋力トレーニング、期分け、ウェアラブルの活用という六つの戦略が抽出され、組み合わせた手法が単一の方法より概して優れた結果をもたらすと結論づけている。

対象: 陸上競技における身体トレーニングを扱った47件の論文(原著研究、システマティックレビュー、メタ分析を含む。2013〜2024年に公表)。抄録には参加者の総数・競技レベルの内訳は記載されていない

10
TRAINING · トレーニング
Journal of Science and Medicine in Sport
2025 · n=797
Cyclists in a high-speed competition racing through an urban area, showcasing athletic endurance and team strategies.

ポラライズドかどうかは差にならなかった。効いたのは期間で、練習量ではない

鍛錬されたサイクリストを対象に、41研究・81トレーニング群・797名を統合したマルチレベルメタ分析。VO2max(g = 0.42)もタイムトライアル(g = 0.39)も有意に改善したが、ポラライズドと非ポラライズドのあいだに差はなかった。介入期間は正の関連を示す一方、週あたり・総練習量とは関連が見られなかった。

対象: 少なくともレクリエーションレベル以上に鍛錬されたサイクリスト(VO2max 59 ml/kg/min以上)。41研究・81のトレーニング群・計797名。介入期間は4週間超

11
TRAINING · トレーニング
International Journal of Innovative Technologies in Social Science
2026
Runner in bright urban environment participating in night marathon.

アマチュアランナーにポラライズドは必須ではない。ピラミッド型・閾値型でも同等に伸びる

強度配分モデル(ポラライズド/ピラミッド/閾値)をアマチュアランナーで比較したシステマティックレビュー。週3〜5時間という限られた練習量では、ピラミッド型と閾値型がポラライズドと同等の生理的改善をもたらし、必要な総練習時間は明らかに少なかったと結論づけている。

対象: Tier 2(鍛錬/発達段階)に分類されるアマチュアランナー。週の練習量は3〜5時間程度が典型とされる。抄録には組み入れ研究数・参加者数は記載されていない

12
TRAINING · トレーニング
International Journal of Sports Physiology and Performance
2021 · n=9研究
A focused swimmer training in an outdoor pool, showcasing freestyle swimming technique.

スイムの強度配分は専門種目で変わる。短距離はポラライズド、長距離はピラミッド型

高度に鍛錬されたスイマーの強度配分・練習量・期分けモデルを扱った9研究のシステマティックレビュー。短距離スイマーはポラライズドと閾値型、中距離は閾値型とピラミッド型、長距離は主にピラミッド型の配分をとっていた。期分けは中期サイクル単位の波状の周期が中心である。

対象: 高度に鍛錬されたスイマー。9研究(介入研究3件、後ろ向きの観察研究6件)。抄録には参加者の総数は記載されていない